ボサジャズフルート道

ボサノヴァ好きでフルート始めて十数年だけど、ジャズに関しては超初心者の私がジャズスクールへ行き始め、ただいまジャズ勉強中。

ハードバップとボサノヴァ

『Cool Struttin'』の楽譜をネットで探していたら、この曲がジャズの中でも「ハードバップ」であることが分かった。
うん? ハードバップ? 「ビバップ」ってのは聞いたことあったけどそれと何が違うの? 
ってことで調べてみた。

★「ビバップ(be bup)」は1940年代に起こったジャズの一形態。スウィング・ジャズ終焉後に生まれ、モダン・ジャズの起源はビバップにあるとされる。マンネリ化したスウィング・ジャズに飽きた、あるいは本来の即興演奏が好きなジャズの演奏家たちが、ライヴハウスや演奏主体の飲食店の閉店後に、ジャム・セッションをしていて、そこから発展し生まれた。

★「ハードバップ(hard bup」はニューヨークなどアメリカの東海岸で1950年代に始まり、1960年代頃までに続いたジャズの一形態。1940年代に隆盛を極めていた「ビバップ」は、激化したアドリブ演奏でより難解な音楽と化していた。1955年のチャーリー・パーカーの死もあり、一般大衆ファンは徐々に「ビバップ」から離れていった。そんななかで「ハードバップは、よりメロディアスで聴きやすく、一般大衆から愛好家まで、多くのファンから支持を集め、1960年代半ばまでのジャズ黄金期を支えた。(出典 Wikipedia)。

確かに『Cool struttin’ 』は、音数は少ないけどクールでかっこいいメロディー。ちなみに『Cool struttin’ 』は1958年に発表された楽曲なんだけど、この年はボサノヴァの第1号の曲『Chega de saudade(シェガ ジ サウダージ)』が生まれた年。

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1958年、この曲からボサノヴァが始まったとされる。ジョアン・ジルベルト『シェガ ジ サウダージ


奇しくも同じ年に、ブラジルでも、それまでの複雑でアドリブ中心のショーロからメロディアスなサンバカンサォン、そしてよりクール、シンプルなボサノヴァへと発展していったのは興味深いな。